QUICK企業価値研究所アナリスト 原田大輔(2025/01/17)
・サマリー
企業価値研究所では25/8期1Q決算について、概ね順調な結果だったと評価している。中国大陸のユニクロは想定以上に苦戦したものの、国内ユニクロの好調でカバー。東南アジアや欧州、北米のユニクロも堅調に事業が拡大している。特に欧州と北米では足元で出店ペースが加速していることに加え、新たな国や地域に出店した店舗が当初から盛況。「ユニクロ」のプレゼンスの高まりを背景に、今後の出店も順調に進もう。懸案の中国大陸は消費マインドの低下や天候不順の影響もあり軟調だが、通販サイトの商戦期には販売が盛り上がるなど、「ユニクロ」の競争力は衰えていないと考えられる。本格的な成長軌道への回帰には一定の時間を要するとみるが、構造改革の効果が徐々に顕在化することで成長ペースも緩やかに加速しよう。
・アナリストの投資判断 ~利益成長にあわせた株価の上昇基調を予想
当研究所の26/8期予想をもとに算出したPERは34倍。海外での成長による収益拡大期待を背景にPERが上昇した14/8期以降の平均41倍と比べ割安感がある。株価は今後、利益成長に合わせた上昇基調に転じると考える。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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