フジＨＤ株活況の裏 思惑走る「やむを得ない株主提案」（永井洋一）
【日経QUICKニュース（NQN）編集委員 永井洋一】タレントの中居正広氏と女性とのトラブルに揺れるフジ・メディア・ホールディングス（HD、4676）。企業間でCMの差し止めが広がると伝わるが、株価は前週末に急反発し、売買高は約8年半ぶりの水準に膨らんだ。謎の活況の裏には「強い株主総会」への思惑がある。
１月17日の終値は前の日比4.6％高の1690円50銭。売買高は707万株あまりに達した。過去1カ月の累計は2880万株で自己株を除く発行済み株式数の約14％に上る。
■東芝経営陣を追い込んだ「調査者」
日本経済新聞によれば、フジHDに第三者委員会の設置を求めている米投資ファンド...
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