QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2025/02/10)
・サマリー
25/3期の連結営業利益見通しについて会社側は、従来の2200億円(前期比10%増)の計画を据え置いた。他方、企業価値研究所では、強めの営業利益予想を2350億円→2300億円(同15%増)に小幅減額する。3Qに計上した一過性費用を反映した。ただそれでも、為替レートの前提の違いなどから会社計画より強めを予想、4期連続で過去最高を更新する見通し。来期以降は、物流ソリューションの販売拡大や、カーエアコン用電動コンプレッサーの拡販などによる産業車両事業と自動車事業の業容拡大から、業績続伸を予想。中期的には、トヨタと共同開発中の次世代電池に引き続き注目したい。
・アナリストの投資判断 ~産業車両事業・自動車事業の業容拡大、次世代電池への期待から緩やかな持ち直しを予想
直近の株価に基づく翌26/3期の当研究所予想PERは13倍。同社の過去60カ月平均14倍との比較でやや割安感がある。今後の株価は、産業車両事業・自動車事業の業容拡大、次世代電池への成長期待などから、緩やかに持ち直す展開を予想する。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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