【NQN香港=盧翠瑜】半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は前週、1月下旬に台湾南部を襲ったマグニチュード(M)6.4の地震と余震により、2025年1~3月期に53億台湾ドル程度(約250億円)の特別損失を見込むと明らかにした。災害を受けてこうした声明を出すことは異例で、市場ではさまざまな思惑が広がっている。
TSMCは10日、1月の月次売上高の公表に合わせて「地震により一部の半導体ウエハーに影響を与えた」との声明を発表。1~3月期の売上高は同社の従来予想(250億~258億米ドル)の下限近くになるとの見通しを示した。一方、25年通年の業績見通しは維持した。
市場では「...
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