【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 永井洋一】長期金利の上昇(国債価格の下落)が止まらない。日本では2000年代前半までに3度、大きな金利ショックがあったが、その後、日銀の金融緩和が長期化し、金利がゼロ%近辺に封じ込められたため過去の教訓は風化した。そうして忘れ去られた国債暴落の足音が近づいている。それは株式市場にとっても対岸の火事では済まない。
玄界灘に面した福岡県福津市。9日投開票の市長選で新人の前市議が現職らを破って当選した。争点は国債と社債の運用で抱えた市の基金の評価損問題だ。西日本新聞によれば約74億円で購入した国債と社債の時価が約3割下落したという。
徳島県阿南市では債...
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