【QUICK Market Eyes 中山桂一】3月26日の東京株式市場で、ヤクルト(2267)が反落している。午前には一時前日比95円50銭(3.18%)安い2909円50銭まで下げ、午後も前日終値を2%超下回っている。同社は25日、国内乳製品の2月の販売動向を発表した。乳酸菌飲料「ヤクルト」シリーズの合計の1日あたりの販売量は前年同月比10.7%減と、1月(5.2%減)からさらに減少した。販売減による業績への影響を懸念した売りが優勢となっている。
高単価の乳酸菌飲料「ヤクルト1000」シリーズの2月の1日あたりの販売量は前年同月比8.7%減だった。1月は1.4%増となっていた。1月には同シリーズで糖質とカロリーを減らした「ヤクルト1000 糖質オフ」の全国販売を始めていただけに、新規顧客の獲得が進んでいないとの見方も強まったようだ。