◎会社概要
貴金属の資源リサイクルなど貴金属関連事業を中心に展開
企業理念にある「限りある地球資源の有効活用」を事業の根幹とし、「貴金属」と「食品」という全く異なる二つの領域で事業を展開している。共通の理念のもと、それぞれの顧客ニーズや課題をより深く探求し、ビジネススケールの拡大に取り組んでいる。
貴金属などの資源リサイクルで循環型社会の構築に貢献する貴金属関連事業と安全安心な食材の安定提供で人の豊かさに貢献する食品関連事業の2事業を展開する。経済的特徴が概ね類似している事業セグメントとして、貴金属事業、環境事業を貴金属関連事業に集約している。貴金属関連事業は全体の売上高の7割(24/3期)を占める主力事業。品目別売上高を見ると、金の割合が大きく、次いで白金族、銀の順になっている。食品関連事業は同じく3割を占めており、品目別売上高では、畜産品、水産品の割合が大きい。
≫売上構成(24/3 期連結、外部顧客への売上高): 貴金属関連事業70%、食品関連事業30%。
1935年、写真フィルムなどの感光材料や、その現像に使われる薬品の使用後に廃棄されていた銀含有廃液から、銀地金に製錬する事業を開始した。48年、創業地のそばにあったマヨネーズ工場で、当時は不用とされていた卵白を練り製品の「つなぎ」として活用・供給することを提案。そこから食品原材料の卸売業を開始した。これらの事業展開によって、現在の貴金属関連事業、食品関連事業から成る異業種混成型企業に発展してきた。これらの事業の成り立ちに共通しているのは、不用となっていたモノで新たな価値を生み出し事業化したことにある。いずれも、「もったいない」という気づきと、事業化への「創意・挑戦」から生まれた。
≫ビジネスモデル、事業戦略等
貴金属関連事業は、半導体や電子部品を製造する工程で発生するスペックアウト品(規格外部品)などを国内外のメーカーから集荷し、そこに含まれる貴金属を回収する事業。貴金属の回収製錬、貴金属地金、化成品、電子材料などの販売と、産業廃棄物の収集・運搬・処理を行う。食品関連事業は、水産品、農産品、畜産品などの食品加工原材料の販売、その運搬を行っており、世界各地に広げたネットワークから食材を調達し、加工食品メーカーや外食・中食業界に提供する。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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