27日に発表された2018年4~6月期の実質国内総生産(GDP)は、前期比年率換算で4.1%増だった。1~3月期の2.2%から大幅に加速し、約4年ぶりの高い成長率となった。市場では「個人消費は1~3月期が0.5%増まで下方修正されたが、4~6月期は4.0%増と相当な伸びが見られた。ただ、年率換算すると現在は2.3%と、過去3年間の平均である2.6%は下回る水準となる。設備投資は7.3%増と堅調。輸出はGDPの伸びに対し1.1ポイント寄与し、2013年10~12月期以来の高水準となった。4~6月期が今回の景気サイクルのピークに近いと考えている。目先は引き続き好景気が続くと思われるが、来年以降は成長が鈍化すると予想している」(BNPパリパ)との指摘が出ている。(岩切清司)
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