30日の米国市場で動画配信大手のネットフリックスが大幅続落し、5.70%安の334.96ドルで終えた。一時は334.02ドルまで下げ、5月23日以来、2カ月ぶりの安値水準まで下げた。
先週フェイスブックが弱い決算を発表して成長鈍化懸念が強まり、26日の通常取引で20%超急落して以降、アマゾン・ドットコムやグーグルの親会社であるアルファベットなど、主力のFANG銘柄が弱い展開となっている。30日はネットフリックスにその流れが波及した。著名金融ブログのゼロ・ヘッジによれば、26~30日の3営業日でFANG銘柄の時価総額は2200億ドル失われたという。このうち1194億ドルは、フェイスブックが26日に18.96%安で急落した日に失われたものだ。
またこの日、ツイッターは下落率が8%を超えた。これらの銘柄で構成するファングプラス指数も連日で大きな陰線を引いて引けた。終値ベースで2カ月ぶり安値となった。(片平正ニ)
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