アトランタ連銀がリアルタイムに米経済成長を予測することを目的として独自に公表している「GDPナウ」によると、10月25日時点での2018年7~9月期の米実質国内総生産(GDP)見通しは「3.6%」と、前回10月17日の3.9%から低下した。7~9月期GDPの速報値は26日に公表される。
24日公表の9月の米新築住宅着工件数は55万3000戸と市場予想(62万5000戸)を下回った。25日発表の9月の米仮契約住宅販売指数は前月の改定値から0.5%上昇と、市場予想(0.1%低下)を上回ったものの、前年同月比では1.0%低下した。これらの住宅レポートを受けて、7~9月期の実質住宅投資成長率はマイナス1.6%からマイナス4.1%へと引き下げられた。次回のGDPナウの公表は10月29日。(丹下智博)
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