5日に発表された1月の英サービス業購買担当者景気指数(PMI)は50.1と市場予想(51.0)を下回り、国民投票で欧州連合(EU)離脱を決めた直後の2016年7月以来、2年半ぶりの低水準となった。
この指数は50が活動拡大・縮小の分かれ目となっており、1月の数字はギリギリの水準だ。3月29日の離脱期限が近づくなかでEUとの協定案がまとまらず、最終的に合意なき離脱に追い込まれる可能性がある。企業が英経済の混乱、腰折れ懸念を強めていることの表れといえる。(丹下智博 )
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