改善の兆しが見え始めていた米国の製造業のマインドが急速に冷え込んできた。
21日にフィラデルフィア連銀が公表した2月の製造業景況指数は▲4.1と市場予想(14.5)を大きく下回り、2016年以来のマイナス圏に落ち込んだ。
同じ日に発表された18年12月の米耐久財受注額は前月比1.2%増と2カ月連続の増加となった。しかし、市場予想(1.7%増)には届かなかった。また、企業の設備投資の先行指標とされる「航空機を除く非国防資本財」(コア資本財)の受注は前月比0.7%減と2カ月連続で減少した。18年8月にマイナスとなって以降、10月のプラスを除いて減少傾向が継続している。(丹下智博)
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