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カルビー(2229) 1Q決算発表 決算スコア:-0.12

記事公開日 2024/8/2 15:00 最終更新日 2024/8/2 15:00

開示会社:カルビー(2229)
開示書類:2025年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時:2024/08/02 15:00

<決算スコア> -0.12

<業績データ>
発表期 2024/06
種別 1Q
売上高(百万円) 77,656
前期比 +6.2% ○
営業利益(百万円) 7,674
前期比 +5.9% ○
経常利益(百万円) 9,327
前期比 -1.2% ●
純利益(百万円) 7,071
前期比 +13.1% ○

予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 320,000
前期比 +5.6% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -0.8% ●
営業利益(百万円) 28,900
前期比 +5.8% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -2.2% ●
経常利益(百万円) 28,000
前期比 -10.1% ●
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -7.0% ●
純利益(百万円) 18,000
前期比 -9.5% ●
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -7.5% ●
予想年間配当(円) 58.00


<要約>
 2025年3月期1Qの連結業績は、売上高が前年同期比6.2%増の776億5600万円、営業利益が同5.9%増の76億7400万円、経常利益が同1.2%減の93億2700万円、純利益が同13.1%増の70億7100万円だった。

 売上高は、国内事業が貢献し、増加となった。前期および当年6月に実施した価格・規格改定効果に加え、シリアルの販売好調や土産用製品などのスナック菓子の伸長により増収となった。海外事業は、中華圏が低調に推移したものの、北米、英国、インドネシアが伸長し、196億円(前年同期比9.2%増)となった。営業利益は増加となり、売上高営業利益率は前年同期並みの9.9%となった。

 国内事業は価格・規格改定効果に対し、コスト高騰や継続的なマーケティング投資等の影響から減益となったが、北米を中心とした海外事業の増益がこれを上回り、全体では増益となった。円安による為替差益が前年同期比で減少したことから、経常利益は減少となり、純利益は、増加となった。

 食品製造販売事業は、国内事業、海外事業ともに前年同期比で増収となった。

 国内食品製造販売事業において、国内スナック菓子は、前年同期比で増収となった。ポテトチップスは、新製品「ポテトチップスザ厚切り」の上市の貢献もあり、前年同期に比べ増収となった。じゃがりこは、強い需要が継続し、定番品に集中して販売を進め、前年同期に比べ増収となった。スナックは、「じゃがポックル」等の土産用製品が伸長するとともに、今年発売60周年を迎えた「かっぱえびせん」の好調な販売もあり、前年同期に比べ増収となった。国内シリアル食品の売上高は、オリジナルや糖質オフ等の定番品の伸長や企画品の上市により、77億3500万円(前年同期比16.2%増)となった。国内その他の売上高は、前年4月にサービス提供を開始した「Body Granola」の販売増等から、34億2300万円(前年同期比4.9%増)となった。

 海外食品製造販売事業は、前年同期比で増収となった。欧米は、北米、英国ともに伸長した。北米は、スナック菓子の受託製造販売は回復の途上にあるものの、豆系スナック「Harvest Snaps」や「じゃがりこ」、「かっぱえびせん」等の日本発ブランド製品が販売増となったことから、前年同期比で増収となった。英国では、Seabrookブランドのポテトチップスの堅調な販売や生地スナックの増収が貢献した。アジア・オセアニアは、インドネシア、韓国および豪州で販売が伸長したが、中華圏の不調により、前年同期比で減収となった。中華圏は、一部製品の製造委託による現地生産を開始したが、景況感の悪化や前年下期から続く通関規制強化の影響により、減収となった。インドネシアは、ポテトチップスの好調と前期に実施した生地スナックの生産能力増が寄与し、販売増となった。

 2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比5.6%増の3200億円、営業利益が同5.8%増の289億円を計画。



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【決算スコアについて】
 企業の発表する決算や業績予想修正が、どの程度株価にインパクトを及ぼすかを統計的に算出した参考指標です。
 スコア算出にあたっては、発表内容を(1)前の期の実績(2)直近の会社予想(3)市場予想(QUICKコンセンサス)--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
 あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。


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