開示会社:大戸屋HD(2705)
開示書類:2025年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時:2024/08/08 15:00
<決算スコア> +0.88
<業績データ>
発表期 2024/06
種別 1Q
売上高(百万円) 7,405
前期比 +12.5% ○
営業利益(百万円) 368
前期比 +30.0% ○
経常利益(百万円) 403
前期比 +32.1% ○
純利益(百万円) 291
前期比 +31.1% ○
予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 29,076
前期比 +4.2% ○
会社予想比 0.0%
営業利益(百万円) 1,675
前期比 +1.8% ○
会社予想比 0.0%
経常利益(百万円) 1,708
前期比 +0.5% ○
会社予想比 0.0%
純利益(百万円) 1,323
前期比 -5.6% ●
会社予想比 0.0%
予想年間配当(円) 5.00
<要約>
2025年3月期1Qの連結業績は、売上高が前年同期比12.5%増の74億500万円、営業利益が同30%増の3億6800万円、経常利益が同31.9%増の4億300万円、純利益が同31.3%増の2億9100万円だった。
外食産業においても、個人消費は回復の基調を見せつつあるが、原油・原材料価格の高騰等による仕入価格や光熱費の上昇及び慢性的な人手不足の影響等により、依然として厳しい経営環境が続いている。
持続的な成長を続けるために新中期経営計画で新たに掲げた「売上高増による利益体質の強化」の実現に向け、「既存事業の改善と更なる発展」「出店地域・立地の明確化」などの取り組みをしている。既存事業の取り組みとして、季節の美味しさを堪能できる季節限定メニューの開発、メディア露出を増加し来店促進を強化した。新グランドメニューの開発にも取り組み、数店舗で先行販売を実施したほか、商品設計及びオペレーションの見直し等による料理提供時間12分以上の撲滅に取り組んだ。新規3店舗を出店し売上高拡大を図り、さらに出店地域・立地を明確に定め増店を進めている。サステナビリティの取り組みの一環として、女性&外国人スタッフ活動推進研修を社外で実施してきた。
国内直営事業においては、季節限定で旬の食材を使用した「春のごちそう」メニューや、店舗限定で小学生と共同し「大豆」をテーマに3品の開発を行い販売した。筋肉系ユーチューバーと共同開発をした蕎麦を使った「筋トレ定食」の販売を行った。大戸屋の味を自宅で楽しんでいただけるように「大戸屋レシピ本」の販売、4月から新CMの放映開始及びメディア露出を増加した結果、売上高・セグメント利益ともに前年同期より改善することとなった。国内直営事業に係る稼働店舗数は「大戸屋ごはん処」142店舗、「蕎麦処大戸屋」2店舗、その他4店舗となった。国内直営事業の売上高は45億7900万円(前年同期比19.4%増)、セグメント利益は2億700万円(前年同期比102.6%増)となった。
国内フランチャイズ事業においても、国内直営事業同様に季節限定メニューや筋肉系ユーチューバーと共同開発メニューの販売、テレビCM放映等の広告宣伝等各種販売促進活動を実施した結果、売上高は前年同期より改善することとなった。店舗展開については、「大戸屋ごはん処」サクラマチクマモト店の新規出店を行った。国内フランチャイズ事業に係る稼働店舗数は「大戸屋ごはん処」161店舗となった。国内フランチャイズ事業の売上高は19億1000万円(前年同期比2.8%増)、セグメント利益は3億6900万円(前年同期比9.0%減)となった。
海外直営事業においては、香港と米国ニューヨーク州では生活様式の変化による個人消費の縮小等により厳しい環境が続いているが、デリバリー等の外販活動の強化により、販売拡大に取り組んでいる。海外直営事業に係る稼働店舗数として9店舗(香港大戸屋有限公司が香港において4店舗、AMERICA OOTOYA INC.が米国ニューヨーク州において4店舗、M OOTOYA (THAILAND) CO.,LTD.がタイ王国において1店舗)を展開している。海外直営事業の売上高は7億5000万円(前年同期比5.2%増)、セグメント損失は400万円(前年同期は4700万円の損失)となった。
2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比4.2%増の290億7600万円、営業利益が同1.8%増の16億7500万円を計画。
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