開示会社:カネカ(4118)
開示書類:2025年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時:2024/08/08 16:00
<決算スコア> +2.47
<業績データ>
発表期 2024/06
種別 1Q
売上高(百万円) 198,382
前期比 +8.6% ○
営業利益(百万円) 10,276
前期比 +83.4% ○
経常利益(百万円) 10,146
前期比 +52.0% ○
純利益(百万円) 7,033
前期比 +65.8% ○
予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 790,000
前期比 +3.6% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -1.6% ●
営業利益(百万円) 38,000
前期比 +16.6% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -7.6% ●
経常利益(百万円) 34,000
前期比 +16.4% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -8.0% ●
純利益(百万円) 24,500
前期比 +5.5% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -5.7% ●
予想年間配当(円) 120.00
<要約>
2025年3月期1Qの連結業績は、売上高が前年同期比8.6%増の1983億8200万円、営業利益が同83.4%増の102億7600万円、経常利益が同52%増の101億4600万円、純利益が同65.8%増の70億3300万円だった。
? 世界経済の状況-景気回復の兆しも、方向感の定まらない足踏み状態が続く-各国のインフレ圧力が緩和に向かい、緩やかな回復基調となったが、足取りは依然鈍い状況である。長引く紛争や各国の政局不安など、地政学リスクは鎮静化せず、方向感の無い状態が続いている。欧米では、景況の足踏みが続き、中国経済の回復の動向も依然不透明である。? 業績-増収増益、回復モメンタムを継続し、堅調なスタート-1Qの業績は、売上高増加、営業利益増加、経常利益増加、純利益増加となった。
当ユニットは、欧米・アジアの緩やかな需要回復により、全てのSVで増収増益となった。? MODは、全拠点で需要が回復し、コストダウンの取り組みも寄与したことから、大幅な増益となった。? MSは、ユニークな機能特性を活かして販売が堅調に拡大し、増益となった。
HealthCareSolutionsUnitにおいて、当ユニットは、Medicalは堅調な業績を継続し、Pharmaは前四半期との比較では需要波動の影響を受けたが、全体では増収増益となった。? Medicalは、血液浄化器、カテーテルともに販売が順調に拡大している。カテーテルでは消化器領域や不整脈領域の新製品投入を予定しており、生産拠点の新設も検討している。? Pharmaは、顧客の需要波動の影響を受けたものの、低分子・バイオ医薬品ともに新規開発品の取り組みが着実に進展している。バイオCDMO事業の拡大に向けてベルギーはじめ研究拠点体制を拡充しており、遺伝子治療・がん治療薬の需要拡大に備えた事業基盤の強化に注力していく。
NutritionSolutionsUnitにおいて、当ユニットは、Supplement・Foods共に好調な業績を維持し、大幅な増収増益となった。? Supplementは、米国・欧州での還元型Q10の販売が堅調に推移し、アジア・オセアニアでも販売が伸長している。還元型Q10新製品の開発を進め、市場拡大に向けたマーケティング策を国内外で効果的に実施していく。乳酸菌は米州での販売が順調に推移しており、グローバルでの業容拡大を進める。? Foods & Agrisは、高付加価値品へのシフトとスプレッド改善が一段と進み、収益力の向上に大きく寄与した。更なる業容拡大のキーとなる「B2C」事業については、「わたしのチカラQ10ヨーグルト」のラインナップ拡充、「Q10果実グミ」の新規販売など、食と健康を結び付け、特徴ある高付加価値品の投入及び拡販に注力している。
2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比3.6%増の7900億円、営業利益が同16.6%増の380億円を計画。
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【決算スコアについて】
企業の発表する決算や業績予想修正が、どの程度株価にインパクトを及ぼすかを統計的に算出した参考指標です。
スコア算出にあたっては、発表内容を(1)前の期の実績(2)直近の会社予想(3)市場予想(QUICKコンセンサス)--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。
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