開示会社:オーバル(7727)
開示書類:2025年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時:2024/08/09 15:30
<決算スコア> +2.76
<業績データ>
発表期 2024/06
種別 1Q
売上高(百万円) 3,299
前期比 +15.4% ○
営業利益(百万円) 209
前期比 +85.0% ○
経常利益(百万円) 207
前期比 +41.8% ○
純利益(百万円) 140
前期比 +91.8% ○
予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 14,000
前期比 -2.4% ●
会社予想比 0.0%
営業利益(百万円) 1,300
前期比 -11.9% ●
会社予想比 0.0%
経常利益(百万円) 1,400
前期比 -10.9% ●
会社予想比 0.0%
純利益(百万円) 880
前期比 -20.1% ●
会社予想比 0.0%
予想年間配当(円) 15.00
<要約>
2025年3月期1Qの連結業績は、売上高が前年同期比15.4%増の32億9900万円、営業利益が同85%増の2億900万円、経常利益が同41.3%増の2億700万円、純利益が同90.4%増の1億4000万円だった。
「超音波流量計」において受注した液体用マルチパス超音波流量計「Psonic-L4」の特長は、純国産で高い信頼性と4本の測定線(4パス)により、実流校正を行い、測定値に対して±0.15%の高精度を実現できる点である。利益面についても、売上原価率は材料費の上昇などで前年同四半期比より0.2ポイント悪化したが、増収効果による売上総利益の増加と、販管費率が2.6ポイント改善し33.6%となった結果、営業利益は増加、経常利益は増加、純利益は増加となり、いずれも前年同四半期を大きく上回る結果となった。
サービス部門において、主要顧客の石油関連業界は、業界再編、脱炭素社会に向けたエネルギーの置換などにより市場環境は厳しい状況が継続しているなかで、本事業拡大のため保全計画サポートサービスや現地校正、他社校正など地道できめの細かいメンテナンス活動を継続したことや、一部メンテナンス費用の値上げを実施した結果、受注高は7億2600万円(21.8%増)、売上高は6億3300万円(13.0%増)と、共に前年同四半期を上回る結果となった。
システム部門において、受注高は、国内で国立研究開発法人産業技術総合研究所からの受注のほか、前連結会計年度に締結したENEOS株式会社堺製油所の陸上出荷システムの各種制御装置の更新に伴う基本設計から詳細設計、調達、工事、納入後の保守までの包括契約における大口受注などの結果、11億5700万円(81.8%増)と大きく前年度を上回った。売上高は、大口案件の売上計上は、第2四半期連結累計期間以降となるものの、前連結会計年度受注分が売上計上となり3億3700万円(79.8%増)前年同四半期を大きく上回る結果となった。
センサ部門において、受注高は、国内は石油精製関連業界向けが好調に推移したが、半導体関連業界向けが足踏みしていること、化学業界関連向けおよびガス関連業界向けが低迷していること、海外においても中国国内の景気減速の影響や、電気自動車用をはじめとする電池関連業界向けが一服したことなどにより23億6400万円(前年同四半期比7.6%減)と、前年同四半期を下回る結果となった。売上高は、国内においては前連結会計年度の受注分を出荷した化学関連業界向けが堅調だったこと、半導体関連業界向けが前連結会計年度並みを維持したこと、海外においては、中国は、中国国内の景気減速の影響を受け前連結会計年度を下回ったが、韓国は堅調に推移したことなどにより23億2800万円(10.3%増)となった。
2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比2.4%減の140億円、営業利益が同11.9%減の13億円を計画。
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