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前澤化(7925) 1Q決算発表 決算スコア:+0.92

記事公開日 2024/8/9 16:00 最終更新日 2024/8/9 16:00

開示会社:前澤化(7925)
開示書類:2025年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時:2024/08/09 16:00

<決算スコア> +0.92

<業績データ>
発表期 2024/06
種別 1Q
売上高(百万円) 5,664
前期比 -1.9% ●
営業利益(百万円) 382
前期比 +13.7% ○
経常利益(百万円) 493
前期比 +15.5% ○
純利益(百万円) 356
前期比 +25.8% ○

予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 24,500
前期比 +2.4% ○
会社予想比 0.0%
営業利益(百万円) 2,000
前期比 +12.8% ○
会社予想比 0.0%
経常利益(百万円) 2,260
前期比 +9.1% ○
会社予想比 0.0%
純利益(百万円) 1,450
前期比 +6.5% ○
会社予想比 0.0%
予想年間配当(円) 60.00

予想期(半期) 2024/09
売上高(百万円) 12,130
前期比 +3.5% ○
会社予想比 0.0%
営業利益(百万円) 950
前期比 +16.0% ○
会社予想比 0.0%
経常利益(百万円) 1,080
前期比 +11.7% ○
会社予想比 0.0%
純利益(百万円) 700
前期比 +9.7% ○
会社予想比 0.0%
予想中間配当(円) 30.00


<要約>
 2025年3月期1Qの連結業績は、売上高が前年同期比1.9%減の56億6400万円、営業利益が同13.6%増の3億8200万円、経常利益が同15.5%増の4億9300万円、純利益が同25.7%増の3億5600万円だった。

 上水道・下水道業界及び住宅機器関連業界については、政府による住宅取得支援策や低金利の継続が住宅購入層の需要を一定程度下支えしている状況にはあるが、住宅価格の高騰や将来的な金利上昇リスクの顕在化、税制改正に伴う住宅ローン控除の適用条件の厳格化などによって、消費者マインドの低下が顕著となっており、影響が大きい戸建て住宅の新設住宅着工戸数は、前年同期比91.4%と低調に推移するなど厳しい経営環境にある。

 わが国内経済は、雇用・賃上げによる所得環境の改善や設備投資に持ち直しの動きが見られた他、コロナ禍からのインバウンド需要の回復が順調に進むなど、緩やかな回復基調で推移した。歴史的な円安の進行を主因とする物価上昇に伴い、実質賃金のマイナスが長期間にわたり継続している状況にくわえ、長期化するウクライナ情勢・中国経済の減速リスクといった不安定な海外情勢が与える影響についても注視する必要があり、国内経済の先行きは依然として不透明な状況にある。2024年5月14日に2024年度から2026年度までの3か年を対象とした中期経営計画「SHIFT 2026」を公表した。

 管工機材セグメントについては、戸建て住宅の新設着工戸数が低調に推移するなか、主力製品の売上確保と、重点販売製品として位置付けているエクステリア分野製品、災害分野製品の拡販に努めた。付加価値の高いエクステリア分野製品については、東京・名古屋・福岡といった主要都市において大規模な総合展示会に出展するなど、新たな需要の掘り起こしに注力し、販売強化を図ったが、住宅着工戸数の減少の影響が大きく前期を下回る結果となった。売上高は52億900万円(前年同期比1.9%減)、セグメント利益3億7600万円(1.1%減)となった。

 各種プラスチック成形セグメントについては、新型コロナウイルス感染症による影響が和らぐなか、受注回復への期待もあったが、国内製造業の戻りはまだまだ鈍く厳しい経営環境にある。収益性を重視した経営の推進を図り、不採算案件からの撤退や自社ブランド製品の販売、フランジ加工といった収益性の高い新しい事業への挑戦を果敢に行った。売上高こそ減収とはなったものの利益面では改善した。売上高は2億9600万円(前年同期比5.8%減)、セグメント利益1300万円(540.9%増)となった。

 水・環境エンジニアリングセグメントについては、顧客の水処理における「業務の効率化」と「環境保護」を目的とした多様な水処理システムの提案・施工を行うとともに、給排水衛生設備・農業用排水のポンププラントなど、各種工事の施工を行った。一定の期間にわたり収益を認識する(いわゆる旧工事進行基準)工事案件が多いため、売上・利益が下期に集中するセグメントとなるが、前期からの持ち越し案件の工事進捗については計画通り進捗していることにくわえ、民需・官需の工事案件、メンテナンス業務の積極的な受注獲得に努めたことで、前期に比べ多くの案件形成を行うことができた。売上高は1億9900万円(前年同期比6.7%増)、セグメント損失400万円(前年同期は4200万円のセグメント損失)となった。

 2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比2.4%増の245億円、営業利益が同12.8%増の20億円を計画。



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【決算スコアについて】
 企業の発表する決算や業績予想修正が、どの程度株価にインパクトを及ぼすかを統計的に算出した参考指標です。
 スコア算出にあたっては、発表内容を(1)前の期の実績(2)直近の会社予想(3)市場予想(QUICKコンセンサス)--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
 あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。


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