開示会社：ｺｰｼﾞﾝﾊﾞｲ(177A)
開示書類：2025年３月期　第１四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
開示日時：2024/08/14 15:00

<決算スコア> -2.39

<業績データ>
発表期 2024/06
種別 1Q
売上高(百万円) 1,241
営業利益(百万円) 206
経常利益(百万円) 225
純利益(百万円) 162

予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 4,852
前期比 +1.7% ○
会社予想比 0.0%
営業利益(百万円) 857
前期比 +43.8% ○
会社予想比 0.0%
経常利益(百万円) 876
前期比 +38.0% ○
会社予想比 0.0%
純利益(百万円) 629
前期比 +63.8% ○
会社予想比 0.0%
予想年間配当(円) 14.00


＜要約＞
　2025年3月期1Qの連結業績は、売上高が12億4100万円、営業利益が2億600万円、経常利益が2億2500万円、純利益が1億6200万円だった。

　感染症対策や再生医療の発展のために、経営理念に掲げる「顧客第一主義・品質第一主義」のもと、全社員がグループ全体の更なる成長とステークホルダーへの貢献に努めている。新型コロナウイルス感染症の感染者数が低推移となったことから、関連製品の販売は伸び悩んだものの、3つの事業である組織培養事業、微生物事業、細胞加工事業はともに主力製品の受注が拡大し、期初計画を上回って推移した。

　組織培養事業は、インバウンドによるメディカルツーリズムの需要が増加していることから、細胞加工施設を有する医療機関における細胞治療用の細胞培養用培地の使用量が増加した。日本のみならず、中国や台湾等アジア圏でも再生医療の研究開発や臨床試験が拡大しており、ここで使用される細胞培養用培地の販売数量も増加した。培地のOEM製造受託については、中国において、がん免疫療法用の細胞培養用培地の販売を委託している康?生命科学(?江)有限公司からの受注が拡大し、中国工場での細胞培養用培地の生産数量が増加傾向となっている。売上高は5億7700万円、セグメント利益(営業利益)は1億9500万円となった。

　細胞加工事業は、再生医療に関する法律が整備され、高い医療技術をもつ日本の医療サービスを望む外国人患者が増加していることに加え、国内患者による細胞治療の需要も拡大したことで、加工受託件数が増加した。契約医療機関からの受託件数が増加しており、細胞加工施設は稼働の高い状態が続いている。売上高は3億4700万円、セグメント利益(営業利益)は1億2900万円となった。

　微生物事業は、新型コロナウイルス感染症関連製品の売上高は低推移であったものの、臨床分野での細菌検査用培地については、病院への外来患者数が安定的に推移したことで販売数は一定水準を維持している。製薬企業等の産業分野での細菌検査用培地は、円安等を背景として競合する海外輸入品の値上げがみられる中、価格の据え置きと安定供給を強みとする製品の販売数が増加した。売上高は3億1600万円、セグメント利益(営業利益)は1100万円となった。

　2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比1.7%増の48億5200万円、営業利益が同43.7%増の8億5700万円を計画。



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【決算スコアについて】
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　スコア算出にあたっては、発表内容を（１）前の期の実績（２）直近の会社予想（３）市場予想（QUICKコンセンサス）--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
　あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。


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