開示会社:くら寿司(2695)
開示書類:2024年10月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時:2024/09/09 15:00
<決算スコア> -1.13
<業績データ>
発表期 2024/07
種別 3Q
売上高(百万円) 173,893
前期比 +12.1% ○
営業利益(百万円) 6,362
前期比 +1792.0% ○
経常利益(百万円) 6,817
前期比 +4110.0% ○
純利益(百万円) 4,441
前期比 +784.3% ○
予想期(通期) 2024/10
売上高(百万円) 234,000
前期比 +10.7% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -1.0% ●
営業利益(百万円) 5,500
前期比 +123.9% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -24.1% ●
経常利益(百万円) 6,000
前期比 +108.2% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -23.0% ●
純利益(百万円) 3,500
前期比 +305.6% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -21.8% ●
予想年間配当(円) 20.00
<要約>
2024年10月期3Qの連結業績は、売上高が前年同期比12.1%増の1738億9300万円、営業損益が63億6200万円の黒字(前年同期は3億7600万円の赤字)、経常損益が68億1700万円の黒字(前年同期は1億7000万円の赤字)、最終損益が44億4100万円の黒字(前年同期は6億4900万円の赤字)だった。
外食産業においても、仕入れ価格や人件費の上昇等、厳しい環境が続いている。
抗菌寿司カバーや顧客が入れ替わるごとに醤油差しなどの備品を入れ替えるクリーンテーブルなど安心・安全に関するさまざまな取り組みを行いながら、「ビッくらポン!」や回転レーンでお寿司が回るエンターテインメント性を大切にし、回転寿司本来の手軽さと楽しさを追求してきた。店舗開発については、国内8店舗、米国13店舗、アジア3店舗の計24店舗を出店した。店舗数は、全て直営で673店舗(「無添蔵」4店舗、「くら天然魚市場」1店舗、米国63店舗、アジア59店舗を含む)となった。
日本国内においては、強みである「まぐろ」「かに」など質の高い商品を中心にしたフェアの展開、人気アニメ「鬼滅の刃」や劇場版が公開された人気アニメ「僕のヒーローアカデミア」とのコラボ企画等の実施により、売上高は好調に推移した。経営と現場が一体となって、個々の商品ごとにきめ細やかな商品設計を適宜行うことで、原価率の低減にも努めた。基本給の約10%のベースアップや一定の資格者以上の社員への一律10万円の特別報奨金の支給を実施した。社員のモチベーション向上、優秀で多様な人材確保を図っている。売上高1301億8100万円(前年同期比6.8%増)、経常利益70億2500万円(前年同期は経常損失11億400万円)となり、ともに第3四半期連結累計期間としては、過去最高となった。
北米においては、米国子会社Kura Sushi USA,Inc.(KSU)で、米国経済の減速で同国内の多くの外食企業が影響を受けている中、売上高、利益ともに軟調に推移した。積極的な新規出店は継続的に実施し、フロリダ州ウォーターフォードレイクス店、ジョージア州インターロック店、ニューヨーク州スカーズデール店、カリフォルニア州ローズビル店など13店舗となった。売上高257億1800万円(前年同期比41.4%増)、経常損失5億1700万円(前年同期は経常損失1億7900万円)となった。
アジアにおいては、台湾子会社亞洲藏壽司股?有限公司(KSA)で、日本でも大変話題となった「BT21」とのコラボキャンペーンなどにより顧客に大変好評をいただいたが、4月に発生した食品安全に関する過剰な報道等の影響を受け、売上高、利益ともに軟調に推移した。出店については新店威秀裕隆店、羅東中山路店、楠梓藍田路店の3店舗となった。売上高182億1300万円(前年同期比19.8%増)、経常利益は5億2800万円(前年同期比52.6%減)となった。
2024年10月期の連結業績は、売上高が前期比10.7%増の2340億円、営業利益が同123.9%増の55億円を計画。
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【決算スコアについて】
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スコア算出にあたっては、発表内容を(1)前の期の実績(2)直近の会社予想(3)市場予想(QUICKコンセンサス)--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
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