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エスティック(6161) 2Q決算発表 決算スコア:-1.97

記事公開日 2024/10/29 15:00 最終更新日 2024/10/29 15:00

開示会社:エスティック(6161)
開示書類:2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時:2024/10/29 15:00

<決算スコア> -1.97

<業績データ>
発表期 2024/09
種別 2Q
売上高(百万円) 3,778
前期比 +16.2% ○
会社予想比 -0.1% ●
営業利益(百万円) 623
前期比 -5.5% ●
会社予想比 -10.6% ●
経常利益(百万円) 655
前期比 -5.1% ●
会社予想比 -7.0% ●
純利益(百万円) 439
前期比 -7.8% ●
会社予想比 -11.0% ●
実績年間配当(円) 0.00

予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 7,876
前期比 +10.5% ○
会社予想比 0.0%
営業利益(百万円) 1,620
前期比 +8.7% ○
会社予想比 0.0%
経常利益(百万円) 1,637
前期比 +5.6% ○
会社予想比 0.0%
純利益(百万円) 1,146
前期比 +1.1% ○
会社予想比 0.0%
予想年間配当(円) 27.00


<要約>
 2025年3月期上期の連結業績は、売上高が前年同期比16.2%増の37億7800万円、営業利益が同5.5%減の6億2300万円、経常利益が同5%減の6億5500万円、純利益が同7.7%減の4億3900万円だった。

 利益状況は、比較的利益率の低いネジ締付装置の売上比率が増加したことを受け、営業利益減少、売上高営業利益率16.5%(前年同期は20.3%)、経常利益減少、売上高経常利益率17.3%(前年同期は21.2%)、親会社株主に帰属する中間純利益減少となった。地域別売上においては、国内市場でネジ締付装置の売上高が増加したことを受け、海外売上高22億7300万円(前年同期比0.9%減)、国内売上高15億500万円(前年同期比57.3%増)、売上全体に占める海外売上比率は60.2%(前年同期は70.6%)、国内売上比率は39.8%(前年同期は29.4%)となった。ネジ締付装置、同部品及びネジ締付工具であるので、単一セグメントとして市場環境を判断している。

 国内市場において、日本経済は、企業の景況感は総じて良好であり設備投資も堅調、外需は回復傾向で推移し、内需は賃金の高騰など一部にインフレ要因がありつつも円安からの資源高騰が一段落し、緩やかに景気が回復してきた。ナットランナにおいても、大型設備投資が堅調に推移した影響もあり、当初予想を上回る売上高で推移してきた。修理点検においては、部品販売の積極的展開やメンテナンス形態の新展開などの売上拡大施策により、前年を上回る結果となった。

 米国市場においては、主力販売先である自動車産業も大統領選の結果により投資に影響が出る懸念から投資計画が先延ばしになっており、世界的EV需要の低迷によりテスラを筆頭にEVメーカーの設備投資が鈍化している。製品販売状況においても、売上高は前年同期比を上回ったものの、当初計画対比ではマイナスで推移しており、今後の各社の予算執行のタイミングでもれなく受注に結び付けるよう売上計画達成に注力していく。

 中国市場において、中国経済は、足元では輸出がやや改善傾向にあるものの急回復は期待できず、内需の低迷は当面続く見通しとなっており設備投資も低迷している。主力販売先である自動車産業においては、日系自動車メーカーの設備投資減少が増加しており、一部にハイブリッド系設備投資の見直し増加も見えるものの、総じて投資マインドは低調な状況にある。現地系自動車メーカーも乱立したEVメーカーの倒産が多発し市場再編の様相を呈しているなか、一部EV大手メーカーは積極的な設備投資を展開しており、厳しい価格競争に遭いながらも同メーカー向けの販売が増加したことから、前年同期を上回る売上高となった。下期以降は市場全体での設備投資低迷状況に当面変化は期待できず、市場全体の投資動向を注視する必要がある。

 2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比10.5%増の78億7600万円、営業利益が同8.7%増の16億2000万円を計画。



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【決算スコアについて】
 企業の発表する決算や業績予想修正が、どの程度株価にインパクトを及ぼすかを統計的に算出した参考指標です。
 スコア算出にあたっては、発表内容を(1)前の期の実績(2)直近の会社予想(3)市場予想(QUICKコンセンサス)--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
 あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。


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