開示会社:資生堂(4911)
開示書類:2024年12月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
開示日時:2024/11/07 15:30
<決算スコア> -5.30
<業績データ>
発表期 2024/09
種別 3Q
売上高(百万円) 722,754
前期比 0.0%
営業利益(百万円) 2,183
前期比 -91.5% ●
純利益(百万円) 754
前期比 -96.3% ●
予想期(通期) 2024/12
売上高(百万円) 990,000
前期比 +1.7% ○
会社予想比 -1.0% ●
QUICKコンセンサス比 -2.8% ●
営業利益(百万円) 5,000
前期比 -82.2% ●
QUICKコンセンサス比 -81.6% ●
経常利益(百万円) 11,000
会社予想比 -66.2% ●
QUICKコンセンサス比 -59.5% ●
純利益(百万円) 6,000
前期比 -72.4% ●
会社予想比 -72.7% ●
QUICKコンセンサス比 -66.5% ●
予想年間配当(円) 60.00
<要約>
2024年12月期3Qの連結業績は、売上高が前年同期比横ばいの7227億5400万円、営業利益が同91.5%減の21億8300万円、純利益が同96.3%減の7億5400万円だった。
2 EBITDAは、コア営業利益に、減価償却費(使用権資産の減価償却費を除く)および償却費を加算している。米州事業では、上期に一時的な生産減・出荷減が生じ、第3四半期において生産は安定化したものの、売上回復が遅れ、減収となった。「その他」は、トラベルリテール・中国事業向けの内部売上高減少に伴う差益減等により減益となったほか、「調整額」は未実現利益消去額の変動影響などにより、減益となった。EBITDAマージンは9.3%となった。連結財務諸表項目(収益および費用)の主な為替換算レートは、1ドル=151.1円、1ユーロ=164.2円、1中国元=21.0円である。
日本事業での大幅な増益や、全社を挙げた構造改革効果およびコスト削減にて一部相殺したものの、トラベルリテール・中国・米州事業の減収により減益となった。
日本事業では、経営改革プラン「ミライシフトNIPPON 2025」の実行を通じた収益性改善を進めている。戦略的マーケティングによりファンデ美容液という新市場創出に取り組み、「SHISEIDOエッセンススキングロウファンデーション」などが好調に推移したほか、「エリクシールザセラムaa」などの新商品の好調も成長をけん引した。売上高は2112億円となった。前年比は10.2%増、事業譲渡影響を除く実質ベースでは前年比10.5%増となった。コア営業利益は185億円、売上増による差益増や費用効率化などにより、前年に対し191億円改善した。
中国事業では、大型プロモーションを中心とした成長から、より消費者のニーズを踏まえたブランド・商品の価値伝達による持続的成長への転換を進めている。景況感の悪化に伴う消費低下の影響を全体的に受ける中でも、「クレ・ド・ポーボーテ」、「アネッサ」、「NARS」は成長したが、「SHISEIDO」は苦戦が続いた。売上高は1739億円となった。前年比は2.4%減、現地通貨ベースでは前年比9.1%減、為替影響および事業譲渡影響を除く実質ベースでは前年比8.4%減となった。コア営業利益は26億円、売上減に伴う差益減を、原価低減、固定費低減などの構造改革効果などにより一部相殺し、前年に対し6億円の増益となった。
欧州事業では、「SHISEIDO」、「NARS」、「Drunk Elephant」が積極的なマーケティング活動により伸長したほか、「narciso rodriguez」がフレグランスの好調をけん引した一方で、ホリデーシーズンに向けた出荷に一部遅れが生じた。売上高は916億円となった。前年比は10.9%増、現地通貨ベースでは前年比1.1%増、為替影響および事業譲渡影響を除く実質ベースでは前年比4.9%増となった。コア営業利益は33億円、売上増に伴う差益増の一方、マーケティング投資増などの要因により、前年に対し11億円の減益となった。
2024年12月期の連結業績は、売上高が前期比1.7%増の9900億円、営業利益が同82.2%減の50億円を計画。
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