開示会社:朝日ネット(3834)
開示書類:2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)
開示日時:2024/11/07 15:30
<決算スコア> +0.31
<業績データ>
発表期 2024/09
種別 2Q
売上高(百万円) 6,496
前期比 +7.5% ○
営業利益(百万円) 1,265
前期比 +50.1% ○
経常利益(百万円) 1,276
前期比 +49.6% ○
純利益(百万円) 977
前期比 +76.0% ○
実績年間配当(円) 12.00
予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 12,800
前期比 +4.8% ○
会社予想比 0.0%
営業利益(百万円) 2,200
前期比 +12.0% ○
会社予想比 0.0%
経常利益(百万円) 2,200
前期比 +10.8% ○
会社予想比 0.0%
純利益(百万円) 1,540
前期比 +19.5% ○
会社予想比 0.0%
予想年間配当(円) 24.00
<要約>
2025年3月期上期の業績は、売上高が前年同期比7.5%増の64億9600万円、営業利益が同50.1%増の12億6500万円、経常利益が同49.5%増の12億7600万円、税引き利益が同76.1%増の9億7700万円だった。
通信業界、教育業界においては、デジタル化(DX)への取り組みによる生産性向上や業務効率化の改善に加え、人手不足を補うための情報通信への先行投資は継続し続けると捉えている。ISP(インターネット・サービス・プロバイダ)業界においては、2024年6月末のFTTH(光ファイバー)の利用者数は前年同期比79万契約増(2.0%増)の4,054万契約となり増加している。
FTTH契約数のうちNTT東西の卸電気通信役務(サービス卸)を利用して提供される契約数は1,717万契約となっており、FTTH全体契約数に占める割合は前年同期比0.2%減の42.3%となった。1契約あたりのダウンロードトラフィックは、総務省が2024年8月に公開した2024年5月分の集計結果では、固定系ブロードバンド契約者1契約あたりのダウンロードトラフィックが前年同月比104.0kbps増(15.6%増)の770.6kbps、1か月あたりのダウンロードトラフィックは約241.6GBとなった。NTTチャネルについては、NTT東西が提供エリアを拡大している10Gbpsの光アクセスサービス「フレッツ光クロス」に対応したサービスや「マンション全戸加入プラン」の受注が増加している。2025年3月期中間期は特別利益として投資有価証券売却益1億3700万円を計上している。
VNE「v6コネクト」の2024年9月末の提携事業者数は10社となった。「v6コネクト」の売上高は前年同期比9100万円増(9.5%増)の10億5300万円となった。「v6 コネクト」はVNO事業者(電気通信事業者)に対してNTT東西が提供するフレッツ光を使ったIPoE方式によるIPv6インターネット接続を卸提供するサービスである。基本料およびVNO事業者が利用したトラフィックに応じた従量課金を売上として計上する。1点目は提携事業者が取り扱うフレッツ光の回線数増加である。2点目は1回線あたりのトラフィック増加である。全学導入校数は前年同期末比5校減(5.4%減)の88大学となった。「manaba」の売上高は前年同期比2000万円減(6.4%減)の2億9200万円となった。
その他の事業において、「その他」の売上高は前年同期比900万円減(2.3%減)の37900万円となった。VNE「v6 コネクト」は、提携事業者との取り扱い通信量が増加したことにより増収となった。ISP「ASAHIネット」は、NTTチャネルやWebチャネルで会員獲得を強化したことでFTTH接続サービスの契約数が増加し増収となった。教育支援サービス「manaba」は、全学導入校数の減少により減収となった。売上原価は、今後も増加するトラフィックを効率的に処理するためのネットワーク構造の見直しを進めたことで通信費が減少した。販管費は、ISP「ASAHIネット」のインターネット接続契約数の増加に向けて、営業活動量の拡大を目的とした業務委託費、新規会員数に連動する施策や代理店手数料等を投下したことにより増加した。
2025年3月期の業績は、売上高が前期比4.8%増の128億円、営業利益が同12%増の22億円を計画。
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スコア算出にあたっては、発表内容を(1)前の期の実績(2)直近の会社予想(3)市場予想(QUICKコンセンサス)--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
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