開示会社:邦チタニウム(5727)
開示書類:2025年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時:2024/11/08 13:00
<決算スコア> -1.09
<業績データ>
発表期 2024/09
種別 2Q
売上高(百万円) 43,779
前期比 +19.5% ○
会社予想比 -3.4% ●
営業利益(百万円) 2,413
前期比 +3.1% ○
会社予想比 +27.0% ○
QUICKコンセンサス比 +4.9% ○
経常利益(百万円) 1,493
前期比 -53.1% ●
会社予想比 +6.6% ○
純利益(百万円) 985
前期比 -59.6% ●
会社予想比 +40.7% ○
実績年間配当(円) 8.00
予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 95,300
前期比 +21.5% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 +3.9% ○
営業利益(百万円) 5,700
前期比 +1.3% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -18.6% ●
経常利益(百万円) 5,000
前期比 -20.3% ●
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -23.1% ●
純利益(百万円) 3,700
前期比 -25.3% ●
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -19.6% ●
予想年間配当(円) 16.00
<要約>
2025年3月期上期の連結業績は、売上高が前年同期比19.5%増の437億7900万円、営業利益が同3.1%増の24億1300万円、経常利益が同53.1%減の14億9300万円、純利益が同59.6%減の9億8500万円だった。
我が国経済は、雇用・所得環境や企業業績の改善が続く中、個人消費や企業の設備投資が持ち直し景気は緩やかな回復傾向が継続した。コスト面では、輸入原材料価格や電力価格はピークアウトしたものの依然として高い水準を維持している。円の対米ドル相場は一時161円台まで円安が進行していたが、期後半より円高傾向に反転し期末は143円となった。
金属チタンの販売は、航空機向け、一般産業用途向け共に堅調に推移し、前年同期並みの水準となった。半導体向け高純度チタンの需要は回復傾向にあり、前年同期を上回る水準となった。収益面については、為替円安及び販売価格是正を主因に、同期間の金属チタン事業は、売上高328億3800万円(前年同期比19.8%増)、営業利益32億8800万円(149.4%増)となった。
化学品事業において、主要製品の超微粉ニッケルの販売は、主な用途である積層セラミックコンデンサ(MLCC)の中国における経済停滞等の影響がおおむね底を打ち、まだ流通在庫調整はあるものの需要自体は各分野で回復し始めたことにより、前年同期を上回る水準となった。ニッケルの国際価格(LME〔ロンドン金属取引所〕価格)の下落等による販売価格低下、更に在庫バランス改善のための超微粉ニッケルの生産調整を行なった結果、同期間の化学品事業は、売上高61億7000万円(前年同期比8.6%増)、営業損失9億4500万円(前年同期は7億8400万円の利益)となった。
触媒の販売は、中国国内でのポリオレフィン製造設備新設によって同国では能力過剰となり、ポリプロピレンの輸出量が大幅に増加した影響により、中国周辺諸国の顧客においては生産量の回復が遅れているものの、その他の地域では触媒使用量回復の兆しが見られたため、前年同期を上回る水準となった。在庫調整のため前年同期に比べ低稼働率となった結果、同期間の触媒事業は、売上高47億7000万円(前年同期比33.7%増)、営業利益9億7700万円(5.3%減)となった。
2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比21.5%増の953億円、営業利益が同1.3%増の57億円を計画。
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【決算スコアについて】
企業の発表する決算や業績予想修正が、どの程度株価にインパクトを及ぼすかを統計的に算出した参考指標です。
スコア算出にあたっては、発表内容を(1)前の期の実績(2)直近の会社予想(3)市場予想(QUICKコンセンサス)--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
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