開示会社：大英産業(2974)
開示書類：2024年９月期 決算短信〔日本基準〕（連結）
開示日時：2024/11/13 16:30

<決算スコア> +5.22

<業績データ>
発表期 2024/09
種別 通期
売上高(百万円) 37,097
前期比 +3.7% ○
会社予想比 +0.2% ○
営業利益(百万円) 901
前期比 -11.8% ●
会社予想比 +6.5% ○
経常利益(百万円) 647
前期比 -19.9% ●
会社予想比 +13.7% ○
純利益(百万円) 413
前期比 -21.8% ●
会社予想比 +22.6% ○
実績年間配当(円) 23.00

予想期(通期) 2025/09
売上高(百万円) 39,234
前期比 +5.8% ○
営業利益(百万円) 1,321
前期比 +46.6% ○
経常利益(百万円) 922
前期比 +42.5% ○
純利益(百万円) 570
前期比 +38.0% ○
予想年間配当(円) 24.00

予想期(半期) 2025/03
売上高(百万円) 14,736
前期比 -3.8% ●
営業利益(百万円) -214
前期比 +42.6% ○
経常利益(百万円) -431
前期比 +16.1% ○
純利益(百万円) -452
前期比 -21.8% ●
予想中間配当(円) 12.00


＜要約＞
　2024年9月期の連結業績は、売上高が前期比3.7%増の370億9700万円、営業利益が同11.8%減の9億100万円、経常利益が同19.9%減の6億4700万円、純利益が同21.8%減の4億1300万円だった。

　戸建事業においては、売上高は前年対比で概ね横ばい、中古物件の買取再販においては、新築相場の価格高騰により、低価格帯での住宅購入の需要が伸びたことから、売上高が前年対比126%と大幅に上回った。当期上半期においては概ね順調に販売が推移していたが、第3四半期後半より、円安の影響に加え、金利上昇リスクなどの懸念材料も加わり、住宅購入マインドの低下へと繋がり、受注ペースが鈍化してきたことも売上低迷の要因である。当期最終月である9月に、売上計上が集中した分譲マンションの売上総利益率が上昇したこと、販管費の抑制により、修正した業績目標を上回る数値となっている。

　住宅事業においては、契約件数としては前年を上回り、順調に販売が推移していたが、依然続く物価上昇や金利上昇リスクなどにより、住宅購入マインドの低下につながり、当期後半頃より集客が減少してきたことで、販売が鈍化、価格を下げて販売した上半期の利益を補うことができず、通期の利益を大きく落とすこととなった。展開エリアにおける戸建需要がのみならず低下したことにより、戸建て用地の販売が鈍化し、分譲住宅同様価格を下げた販売を行ったことで利益が低下した。中古住宅の買取再販を行う不動産流通事業においては、新築価格の相場上昇に伴い、中古市場の相場が大幅に上昇している。現在の新築住宅の相場観から販売希望顧客は増加傾向にあり、売り手市場が続いている中、新築住宅よりも安価で購入できる中古物件の購入希望者も増加しており、販売件数は前年同期比126%と中古物件の販売件数では過去最高の件数となった。

　マンション事業においては、当期期初時点での完成在庫は全て完売、「サンパーク浅川ザ・タワー(福岡県北九州市、総戸数74戸)」、「サンパーク別府駅前レジデンス(大分県別府市、総戸数56戸)」、「サンパーク久留米城南レジデンス(福岡県久留米市、総戸数45棟)」など全11棟515戸が竣工し、当期期初段階で完成済みであった完成在庫を含め、488戸の引渡しが完了した。新たに「サンパーク博多那珂グラッセ(福岡県博多区、総戸数55戸)」、「サンパーク二日市グラッセ(福岡県筑紫野市、総戸数52戸)」など、福岡県内での供給8棟を含む全10棟506戸の新規分譲を開始している。連結子会社である、マンション総合管理会社「大英リビングサポート株式会社」は、親会社の分譲マンション供給増加に伴い、分譲マンション等の管理戸数は4,463戸となっている。

　その他事業において、鹿児島県鹿児島市における水道供給事業や自社保有不動産の不動産賃貸事業については、売上高は7800万円(前年同期比7.3%増)、セグメント利益は800万円(71.8%減)となった。

　2025年9月期の連結業績は、売上高が前期比5.8%増の392億3400万円、営業利益が同46.6%増の13億2100万円を計画。



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