開示会社:塩野義(4507)
開示書類:RSウイルス感染症治療薬S-337395の第2相臨床試験における良好な結果について
開示日時:2025/01/30 15:30
<引用>
塩野義製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役会長兼社長CEO:手代木功)は、UBE株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:泉原雅人)と共同開発を進めている新規respiratorysyncytial(RS)ウイルス感染症治療薬S-337395が、第2相臨床試験(ヒトチャレンジ試験)において、主要評価項目を達成しました。
<引用詳細>
本試験はRSウイルスを能動的に接種させた健常成人を対象に実施した、無作為化、プラセボ対照二重盲検比較試験です。S-337395を1日1回、5日間経口投与した際の抗ウイルス効果および安全性を評価しました。S-337395投与群はプラセボ投与群に対して、統計学的に有意なウイルス量の減少を示し、主要評価項目を達成しました。S-337395の最高用量群ではウイルス量を88.94%減少させ(P<0.0001)、統計学的に有意な臨床症状スコアの改善を示しました。また、安全性・忍容性は良好でした。S-337395は、経口の新規RSウイルス感染症治療薬であり、RSウイルスの複製に必須なLタンパク質の活性を阻害し、ウイルス増殖を抑制することで効果を発揮します1,2。また、本剤は、米国食品医薬品局(FDA)よりファストトラック指定(FastTrackdesignation)を受領しております3。RSウイルスは、鼻、喉、肺などの呼吸器に感染するウイルスであり、乳幼児においては細気管支炎や肺炎などの重篤な病気を引き起こすことで知られていますが4、高齢者や基礎疾患を有する方においても、高い入院率や死亡率がみられ、深刻な呼吸器疾患の原因として、近年問題視されています。米国におけるRSウイルス感染症の潜在患者は、乳幼児と高齢者を合わせて、年間300万人以上いると推定5,6されている一方で、RSウイルスに対する有効な抗ウイルス薬は存在せず、アンメット・メディカルニーズが高い疾患の1つです7。──2──当社は、S-337395の開発を加速することで、1日でも早くRSウイルス感染症に苦しむ患者さまに提供できるよう努めてまいります。塩野義製薬は、取り組むべきマテリアリティ(重要課題)として「感染症の脅威からの解放」を特定し、感染症のトータルケアの実現に向けた取り組みを進めています。流行の影響を大きく受ける急性呼吸器感染症(インフルエンザ、COVID-19、RSウイルス感染症など)に対しては、治療薬のポートフォリオを拡充することによって、収益の安定化を実現する新たなビジネスモデルの構築に取り組んでまいります。なお、本件が2025年3月期の連結業績予想に与える影響は軽微です。
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