ニッセイアセットマネジメントが運用する「ニッセイオーストラリア高配当株ファンド(毎月決算型)」(29313126)が5月1日の決算(2018年4月分)で1万口あたりの分配金を前月(同3月)より50円安い100円に引き下げた。分配金の減額は昨年4月以来1年ぶり。2013年3月(100円)以来ほぼ5年ぶりの低水準で、2012年6月に運用を始めてからの最低と並んだ。
同ファンドの主な投資対象は、オーストラリアの株式や不動産投資信託(REIT)。3月末時点での業種別組入比率は、金融株とREITで半数を占める。基準価額(分配金支払い後)は1年前の決算日と比べると26.6%下げ、3年前を57.5%下回る。
ニッセイアセットマネジメントは発表資料で「基準価額の水準が低下してきたことや市況動向等を総合的に勘案した」と説明している。
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(QUICK資産運用研究所 小松めぐみ)