QUICK資産運用研究所=西本ゆき
運用会社の三井住友DSアセットマネジメントは、投資信託の月次レポートをスマートフォン(スマホ)からでも見やすい形式で発行する取り組みを始めた。同社が直接販売する「アクティブ元年・日本株ファンド」(79311192)の9月末基準の月次レポートを9日、初めてHTML形式でサイトに公開した。
投信の月次レポートはレイアウトを崩さず印刷できるようPDF形式で公開することが一般的だが、スマホで閲覧する際はファイルを開くための専用アプリのインストールが必要な場合があったり、表示される文字が小さすぎたりするなど不便な点があった。WEBページで閲覧できるようにすることで、スマホで月次レポートを見たいというニーズの高まりや、デジタル化・ペーパーレス化の流れに対応する。
スマホでの表示画面には「ページ内メニュー」のタブを用意し、見たい情報にアクセスしやすくした。今後も「アクティブ元年」の月次レポートはHTML形式で公開を続ける予定で、他のファンドの月次レポートやそれ以外の資料に関してもWEBページ化を検討していく。また、閲覧回数の多いコンテンツを分析し、今後のレポートに生かす。