QUICKは上場企業の2期先までの業績予想を算出するツール「QUICK Forecast企業業績」を利用して、今期(実績発表済みの翌期、2019年12月期や2020年3月期など)と来期(実績発表済みの翌々期、20年12月期や21年3月期など)の12月17日時点の業績集計を行った。
金融を除く全産業(3306社ベース)の今期の連結売上高は前期比0.5%増の691兆868億円、営業利益が同8.3%減の45兆8372億円、経常利益が同6.3%減の47兆48億円、純利益が同9.6%減の30兆7034億円となった。
■今期の業績予想
営業損益について直近実績と今期予想を東証業種分類で比較すると、大幅な増益が見込まれるのは海運業、鉱業、パルプ・紙で、大幅な減益が見込まれるのは鉄鋼、石油・石炭製品、情報・通信業となった。前回リポートとの比較では、大幅な増益が見込まれる業種のトップ5に順位の変動があり、5位が水産・農林業からその他製品となった。
また来期は売上高が今期予想比2.5%増の708兆5805億円、営業利益が10.8%増の50兆7980億円、経常利益が9.7%増の51兆5770億円、純利益が12.2%増の34兆4562億円となった。