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【深読み説明会】NRI、テレワークの苦悩とビジネスチャンス

記事公開日 2020/5/1 13:06 最終更新日 2020/5/1 13:09 テレワーク 新型コロナウイルス 深読み説明会 SCRIPTS_Asia

NRIの決算説明会のテキストマイニング

※NRIの決算説明会のテキストマイニング

4月28日に野村総合研究所(NRI、4307)が開催した決算説明会は新型コロナウイルスで苦慮する経営者の一面が透けて見えた。SCRIPTS Asiaが説明会をテキスト化したデータをテキストマイニングすると、「テレワーク」が比較的大きく表示される。説明会の詳細を確認すると、アナリストからはNRI社員のテレワークによる事業への影響に関する質問があった。此本臣吾社長は「(テレワークが)制約になってコンサルティングのほうは受注活動が停滞するのは、この夏場ぐらいまでは致し方ない」「テレワークによってコミュニケーションの質が落ちてしまうことに対してのリスクをしっかりとモニターする」と応じている。

興味深いの社会的な行動変容をビジネス機会ととらえ始めている点だ。此本社長は「宴席もない、海外出張もない。会議はあるかもしれませんけれども、それで通常のときよりも今のほうが経営者の方とのコミュニケーションの量は、私なんか多いぐらいなんですね。よくZoomやSkypeを使って、いろんな話をしていますけれども」という。そのうえでビジネスモデルのデジタル変革を肌で感じ取っているようだ。

「一番重要なことは今はまだそういう、企業の経営者とかいう方の頭の中にある構想」であり、「これから少なくとも今年、来年、再来年ぐらいまでは、今までなかったようなタイプのOAの投資であったりDXの投資が起こるだろうなと思っている」としていた。突如として発生した短期間によるパラダイムシフト。NRIの経営陣が今後、市場にどういったメッセージを送るかで株価に付されるプレミアムが変わってくるかもしれない。

※NRIの決算詳報:https://moneyworld.jp/news/MDK5356_ainews

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著者名

QUICK Money World 岩切 清司

1998年に株式会社QUICKに入社。2002年から金融市場を担当するライター。06年からは日本経済新聞社で記者職に就く。13年から3年半にわたり日経QUICKニュース社のニューヨーク支局に駐在。帰国後、20年から「QUICK Money World」を担当し個人投資家向けの投資情報発信や金融教育事業に携わる。


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