5月27日にリクルートホールディングスが開催した決算説明会の内容をSCRIPTS Asiaがテキスト化したデータをもとにテキストマイニングしたところ、「HRテクノロジー」「Indeed」「Airビジネスツールズ」の文字が目立つ結果となった。
峰岸真澄社長兼CEOは説明会の冒頭で同社の事業ポートフォリオは過去10年で日本国内の人材及び販促事業から、Indeedを中核に据えるグローバル事業体へと大きく飛躍したとコメント。Indeedは2012年に買収した米国の求人専門検索サイトで、その後に同社が海外M&Aによるグローバル路線へと転換する大きなきっかけとなった企業だ。Indeedが柱のHRテクノロジー事業の2020年3月期の売上収益は前期比3割増と大きく伸びている。
その後のアナリストとの質疑応答ではアフター・コロナの事業環境についての質問が多く見られた。新型コロナの影響は広告出稿や人材採用の手控えで当面は厳しい環境が続くとの見通しを示した。
その上で海外ではHRテクノロジー事業、国内ではAirペイ、Airレジなど法人向け業務支援サービスのAirビジネスツールズに注力して、「人材マッチング市場におけるグローバルリーダーとなる」ための中長期戦略を再強調した。(QUICK Market Eyes 阿部哲太郎)