QUICKのプロ向けコメントサービス「QUICK Market Eyes」が6月15~19日に配信した、株主優待の制度変更などを受けた株価の反応の記事をまとめました。(Money Worldの株主優待ページはコチラ)
サンリオ― 後場一段高 下落の反動、株主優待の期限延長も(更新日時:2020/06/19 14:07)
サンリオ(8136)が後場一段高。下落の反動に加え、正午に発表した株主優待の期限延長も支援材料になっている。
サンリオは年2回100株以上を保有する株主を対象に株主優待を実施している。優待ではテーマパーク入園が無料になる優待券と、サンリオショップやオンライン店舗で使える1000円分の優待券がもらえる。有効期限2020年8月31日の優待券について、いずれも21年1月31日に延長する。
CARTA HOLDINGS― 9%高 株主優待制度の拡充を好感(更新日時:2020/06/17 13:02)
ポイントサイト運営のCARTA HOLDINGS(3688)が急騰。長期保有投資家向けの優待拡充を好感した買いが入ったようだ。
CARTA HOLDINGSは16日、中長期での投資魅力向上を目的に株主優待制度を拡充すると発表した。これまで毎年6月末、12月末時点で1単元(100株)を保有する株主に対して、一律でデジタルギフト「デジコ」1000円相当分(年2回)を贈呈してきたが、継続保有期間が3年以上の株主に対しては500円増額となる1500円相当分(年2回)を贈呈することになった。
ウエスコホールディングス― 一時ストップ高 株主優待新設や好決算発表で(更新日時:2020/06/15 15:09)
総合建設コンサルのウエスコホールディングス(6091、2部)が急騰。一時ストップ高水準まで買い進まれた。株主優待の新設や好決算発表を評価した買いが入ったようだ。
ウエスコは12日、投資魅力の向上や中長期的な株式保有促進を目的に株主優待制度を新設すると発表した。毎年7月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、四国水族館の入場券を一律1枚贈呈する。
また、同時に発表した2019年8~20年4月期(3Q累計)連結決算は、売上高が前年同期比17.7%増の93億1800万円、営業利益は54.2%増の13億5500万円と大幅増収増益だった。主力事業である総合建設コンサル事業において、公共投資予算が国土強靭(きょうじん)化に基づく整備のための補正予算の成立などにより堅調に推移したことが寄与した。
通期予想に関しては受注業務の納期が官公庁の事業年度末である3月に集中していることなどを踏まえ、従来見通し(売上高が前期比2.5%増の135億円、営業利益は7.5%増の8億円)を据え置いたが、3Q営業利益は通期計画を大幅に超過している。