QUICK企業価値研究所アナリスト 真下弘司(2020/06/26)
・薬価改定の影響等から今期減益予想
企業価値研究所予想の21/3期の連結業績は、売上高が前期比2%減の3兆1960億円、営業利益は同6%減の498億円。続く22/3期は売上高が前期比2%増の3兆2560億円、営業利益は同7%増の532億円を予想。
化粧品・日用品、一般用医薬品卸売(PALTAC)事業は増益基調が続くと予想するが、医療用医薬品等卸売(メディセオ)事業の苦戦から21/3期は減収・減益を見込んだ。医療用医薬品市場は薬価改定の影響等から21/3期は2%~3%程度のマイナス成長を想定。
・前期は2%増収、7%営業増益
20/3期の連結業績は、売上高が前期比2%増の3兆2531億円、営業利益は同7%増の531億円。PALTAC事業は苦戦したが、メディセオ事業がカバーし増収・増益。
・リスクファクター ~医療費抑制、総価契約・未妥結仮納入など
・アナリストの投資判断 ~慎重な投資スタンスを推奨
20年は年初2373円からスタート。株式相場全般の調整もあり3月に1600円台まで下げたが、足元は2000円前後。当研究所では薬価改定の影響等から今期は減収・減益(会社計画は未定)を予想しており、慎重な投資スタンスで臨みたい。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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