7月31日に新規設定された投資信託は、多くの資金が集まり活況だった。同日設定されたファンド15本のうち2本がそれぞれ700億円以上を集め、2020年の当初設定額上位に食い込んだ。
日興アセットマネジメントの「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド<愛称:ゼロ・コンタクト>」は当初設定額が895億円となり、今年2番目の多さとなった。同ファンドは世界の株式のうち、コロナショックを経て台頭するDX(デジタル・トランスフォーメーション)関連企業のなかでも、特に「非接触型」ビジネス関連企業を中心に投資する。販売会社はSMBC日興証券1社のみ。
商品詳細資料によると、20年5月末時点のモデルポートフォリオで投資国は米国が62.1%、中国が16.7%と続き、時価総額100億米ドル以上の大型銘柄が8割超を占めた。組み入れ銘柄数は67で、上位にはシンガポールを拠点にオンラインゲームやeコマース事業を展開するシー(SE)、スウェーデンの音楽配信大手スポティファイ(SPOT)、中国の出前アプリ大手の美団点評(@3690)などが並ぶ。
当初設定額704億円を集めて今年3位になったのは、HSBC投信の「HSBCグローバル・ターゲット利回り債券ファンド2020-07(限定追加型)」。日本を含む世界の米ドル建て債券に投資する。4年後(24年7月31日)を償還日とし、購入申し込みは20年8月7日までの限定追加型。三菱UFJモルガン・スタンレー証券など4社が販売した。同じシリーズで今年3月31日に運用を始めた「2020-03(限定追加型)」の当初設定額は78億円。7月30日時点の設定来リターンは3.8%のプラスだった。
(QUICK資産運用研究所=西本ゆき)