28日の東京株式市場で、日経500種平均株価の終値は2430.70円とバブル経済期の1989年12月29日につけた過去最高値2406.47円を31年ぶりに更新した。89年12月29日は日経平均株価が3万8915円の史上最高値をつけた日にあたる。
日本経済新聞社のファクトシートによると、指標性を維持するために毎年1回4月の定期見直しで構成銘柄を入れ替えている。過去3年間の売買高、売買代金、時価総額をランキングした結果で上位500銘柄を採用する。新陳代謝で成長力のある銘柄が採用される特色をもつ。
日経500の構成銘柄には任天堂(7974)や日本電産(6594)、ニトリホールディングス(9843)、村田製作所(6981)といった日経平均の非構成銘柄の好業績銘柄が含まれる。DX(デジタルトランスフォーメーション)でワコム(6727)、巣ごもり消費や電子商取引(EC)でSGHD(9143)やカプコン(9697)、神戸物産(3038)、ダイフク(6383)、MonotaRO(3064)といった銘柄群も顔を並べている。(QUICK Market Eyes 山口 正仁)