運用各社は1日、東京証券取引所がシステム障害で終日売買を停止しことを受け、設定・解約の受け付けができない投資信託の銘柄を相次いで発表した。
各社が設定・解約を中止した銘柄は、主に国内株式を投資対象とする投資信託。投資信託協会が1日に開いた特別対策委員会で決めた方針に従った。最大手の野村アセットマネジメントでは、「ノムラ日本株戦略ファンド(愛称:Big Project-N)」など160本程度が対象になった。
大和アセットマネジメントでは「女性活躍応援ファンド(愛称:椿)」や「ジャパン・エクセレント」、日興アセットマネジメントでも「インデックスファンド225」などの設定・解約の受け付けを停止した。
QUICK資産運用研究所の試算では、国内株式(REIT、ETFを含む)を2割以上組み入れている投信は1500本以上あり、影響が広範囲におよぶ見込みだ。
※東証の売買停止に関連した各社のリリース
▼野村アセットマネジメント
https://www.nomura-am.co.jp/news/pdf/20201001_3AC0FD93.pdf
▼大和アセットマネジメント
https://www.daiwa-am.co.jp/news/other/20200101_01.pdf
▼日興アセットマネジメント
https://www.nikkoam.com/files/lists/news/2020/news1001_01.pdf
▼三井住友DSアセットマネジメント
https://www.smam-jp.com/documents/www/NEWS/news/migration/news_20201001.pdf
▼レオス・キャピタルワークス
https://hifumi.rheos.jp/information/news/2020/20201001_2.html
▼投資信託協会
https://www.toushin.or.jp/topics/2020/22554/
(QUICK資産運用研究所)