【QUICK Market Eyes 片平 正二】「日経オプションの11月限はそれほどボラが売られてませんが、12月限は売られている感じですね。大統領選挙の混乱長期化に備えたポジションを落とす動きがS&P500のオプションでもみられ、選挙がそれほど荒れない、普通に終わるというのを織り込みに行っての株高・ボラ低下なんでしょう。安心感が出て買われているのでしょうね。Emini-S&P500株価指数先物の上げなんかみていると、米株にお金が戻って来ている感じですし、慌てて買い戻してる人も多いでしょうね。初動は大きな混乱、暴動、法廷闘争といったゴタゴタが避けられそうで米株も今晩は強そうですが、まだ期近のオプションを見る限り、安心しきった感じはうかがえません。徐々に年末商戦とか、新型コロナの感染状況とかファンダメンタルズに関心が移ると思いますが、大統領選挙に関するイベントは週内は慎重に見ておきたいですね」(邦銀)