12日に発表された新規失業保険申請数は70万9000件で、前週から4万8000件減少した。減少は4週連続でQUICK FactSet Workstationによる市場予測(73万件程度)を下回った。失業保険の総受給者数も前の週から43万6000人減り、米労働市場は回復基調が続いていることが確認された。
ただ、コロナ禍においてはサービス業中心に経済活動が抑えられ、雇用回復の足かせになっている。米国では1日当たりの新型コロナウイルスの感染者数が過去最高水準にあり、雇用が再び悪化することが懸念され始めている。(QUICK Market Eyes 丹下 智博)