13日の米国株式市場で遠隔医療サービス大手のテラドック・ヘルス(TDOC)が反落した。日中取引の終値は前日比2.09%安の183.07ドルだった。米系証券が投資判断を引き上げた。ただ、新型コロナウイルスワクチンの普及が期待される中では同社のビジネスへの影響が懸念され材料視されなかった。
ベアード・エクイティ・リサーチは13日付リポートで、同社の投資判断を「中立(ニュートラル)」から「買い(アウトパフォーム)」に引き上げた。目標株価は220ドルで据え置いた。同社の株価は8月の付けた52週高値(253ドル)から28%ほど下落しており、バリュエーションも新型コロナの感染拡大の前の水準に戻りつつあるが、8月5日に同業のリボンゴ・ヘルスの買収し、業績の拡大が見込める中にあって、「魅力的な入り口(エントリー・ポイント)である」と指摘した。
新型コロナのワクチンに関するニュースは短期的にはセンチメントを圧迫するかもしれないが、新規感染者数の増加はまだ続いおり、2021年上期まで高い利用率を維持する可能性があるという。さらに、独自の調査からは、消費者が仮想プライマリケア(1次診療)製品に対して強い関心を示していることが明らかとなっており、「これは、あまり評価されていない長期的な成長の原動力となり得る」との見解を示した。(QUICK Market Eyes 川口 究)