【Market Editors 松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇米政府機関へのサイバー攻撃、トランプ政権が何カ月も放置
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は15日、ロシアの関与が疑われている米政府機関と世界の民間企業へのサイバー攻撃が先週末に発覚したことについて、トランプ政権が何カ月も対応しなかったと報じた。米ネットワーク管理会社ソーラーウィンズが3月初めに「オリオン」と呼ばれるソフトウェアをアップデートした際、裏口から侵入することが容易になり100を超える機関や企業が犠牲になった可能性があるとしている。
(https://www.wsj.com/articles/suspected-russian-hack-said-to-have-gone-undetected-for-months-11607974376)
◇米FDA、モデルナのワクチン18日にも承認へ
米ワシントン・ポスト紙は15日、米連邦食品医薬品局(FDA)がバイオ薬会社モデルナの開発した新型コロナウイルスのワクチンの高い有効性と安全性を確認、18日にも承認する可能性があると報じた。週末までにアメリカが2つのワクチンを持つことになるとしている。
(https://www.washingtonpost.com/health/2020/12/15/moderna-vaccine-found-safe-effective/)
◇米ロサンゼルス郡、ICUベッド100床切る
米ロサンゼルス・タイムズ紙は15日、新型コロナウイルスに感染した重症患者が急増、南カリフォルニアの集中治療室(ICU)が危機的状態に陥ったと報じた。ロサンゼルス郡のICUの空きが100床未満になったほか、近郊のベンチューラ郡は空き率が1%に低下、リバーサイド郡が0%になったとしている。
(https://www.latimes.com/california/story/2020-12-15/southern-california-icu-capacity-covid-19-surge)
◇EU、米大手テクノロジー企業の分割を警告
英フィナンシャル・タイムズ紙は15日、欧州連合(EU)は米大手テクノロジー企業が反トラスト法に違反する行為を繰り返せば、会社分割を命じる可能性があると警告したと報じた。規制を全面的に見直したものだが、新規制の導入時期は示されていないとしている。
(https://www.ft.com/content/15bf2e24-284f-4819-89ff-2520676e29ed)
◇イタリア、再生象徴する花柄のワクチン・パビリオン
米CNNは15日、1月にイタリア全土に1500のワクチン・パビリオンが設置されると報じた。建築家のステファノ・ボエリ氏らがデザインしたもので、新型コロナウイルスの禍から再生するシンボルとして花柄が描かれているとしている。
(https://www.cnn.com/style/article/italy-vaccine-pavilions-scli-intl/index.html)