【QUICK Market Eyes 阿部 哲太郎】6日の米国株式市場で半導体大手のエヌビディア(NVDA)が3日ぶりに大幅反落した。通常取引の終値は前日比5.89%安の504.58ドルだった。
ジョージア州の議会上院の決選投票で民主党が実質優勢となる「ブルーウェーブ」への期待が高まり、規制強化や金利上昇の観測からハイテク株が売られた流れを受けた。
また米経済専門チャンネルのCNBCなど複数のメディアは、英国の競争監視機関の競争・市場庁(CMA)が同日エヌビディアによるソフトバンクグループ(9984)傘下の英半導体設計のアームの買収について調査を開始したと報じたことも嫌気された。
記事によるとCMAの最高責任者のアンドレア・コシェリ氏は、「世界中の他の競争当局と緊密に協力して、取引の影響を慎重に検討し、最終的に消費者が不利益を被らないようにする」と述べた。