【日経QUICKニュース(NQN)】日経平均株価が前回、取引時間中に3万円をつけた1990年8月3日ときょう2月15日で、東証1部の時価総額ランキングを比較した。新陳代謝が鈍いと指摘される日本企業だが、「主役」の顔ぶれの違いからは着実な構造変化も浮かび上がる。
30年半前に時価総額の上位を独占していたのは銀行だが、現在上位20位以内にいるのは三菱UFJフィナンシャル・グループのみだ。事業会社でもトップ20を維持しているのは、NTTとトヨタ自動車、任天堂のわずか3社だ。
また当時の上位企業の社名は圧倒的に漢字が多く使われているが、いまはカタカナ企業が優勢。ファーストリテイリングは当時はまだ旧社名の「小郡商事」だったし、エムスリーは誕生していない(設立は2000年)。
当時の時価総額上位は銀行ばかりでしたね。 それに比べて、現在の時価総額上位は納得。 ただ、米国市場と比較すると、依然として差がある。 時価総額上位銘柄が日本株を牽引して欲しい。