【NQNニューヨーク 張間正義】3月の米消費者物価指数(CPI)を受けた長期金利の上昇懸念は杞憂(きゆう)に終わった。むしろ債券市場が気に掛けるのが新型コロナウイルスのワクチン問題であることが浮き彫りになった。米国ではワクチン接種が進むが、1日当たりの新規感染者数は「第2波」とされた昨年夏と同水準で推移する。新型コロナ収束の後ずれへの懸念が高まれば、米連邦準備理事会(FRB)を含む世界の主要中銀の金融正常化の先送りにつながりかねない。 ■CPIは市場予想並み 4月13日の米国債市場で長期債相場は前日比0.05%低い(価格は高い)1.61%で終えた。3月のCPIは発表直後に大きな動きもなく...
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