【日経QUICKニュース(NQN) 三輪恭久】南米ペルー沖で海面水温が低下し、世界的な異常気象を引き起こすとされる「ラニーニャ現象」は2000年以降、5回発生している。異常気象は農産物の不作をもたらし、価格上昇を招く。世界銀行が算出する食料価格指数(10年=100)をみると、ラニーニャの発生時期と指数上昇の時期はほぼ重なることがわかる。 マーケット・リスク・アドバイザリーの新村直弘代表は「ラニーニャ発生時には政治的イベントがよく起きる」と指摘する。代表例が約10年前の中東の民主化運動「アラブの春」だ。主食のパン価格高騰などに不満を爆発させた民衆が独裁政権を倒した。現在のラニーニャ現象は昨年夏...
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