【日経QUICKニュース(NQN) 川上純平】国内債券市場で国債の売買が一段と乏しくなっている。6月1日には新発10年物国債の取引が約11カ月ぶりに業者間で不成立となった。2日も15時ちょうどまで新発10年物国債の売買が成立しなかった。ほかにも最近、売買の厚みなど債券市場の機能度低下を示す事例が相次ぐ。日銀が発表した5月の債券市場サーベイも機能度の低下を示唆する内容で、市場関係者の間で懸念が強まっている。 背景に日銀金融緩和の長期化 新発10年債の取引が成立しなかったのは2020年6月29日以来だ。1日は10年債を含む4本の新発債が売買不成立となった。5月17日にも同じく4本の新発債の取引...

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