【QUICK Market Eyes 川口究】コーポレートガバナンス・コード(CGC)の改定が6月11日に確定し、上場企業は2022年4月から始まる東証の新市場区分と併せ、対応を迫られる。具体性や定義に乏しい中、持続可能性になどに関する取り組みの開示を困難とする企業が多い。パブリック・コメントへの回答などが解釈の手掛かりになるともみられ、スキル・マトリックスなどの開示など取組に先行する企業の株価は堅調であることから、対応が急がれる。 先行開示企業の株価がアウトパフォーム 改定CGCへの対応は株価のパフォーマンスにも影響しそうだ。今回より各取締役の知識・経験・能力などを一覧化したスキル・マ...
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株主総会が佳境を迎えたからか、Twitterのトレンドニュースにも「取締役のスキルマトリックス」が上がっていて少し驚きました。ニュースを見ていると、会社によって独自のスキルを開示しているようですね。「営業」「財務」といったスキルはおなじみですが、ニトリHDは「現状否定 変化・挑戦」が得意な役員もいるとアピール。組織的にホメオスタシスを乗り越えられる、というのは確かに強みなのかも。現状否定だけでなく、ビジョンの構築力や人を動かす力なんかも備わっていたら魅力を感じられそうです。育児用品大手のピジョンは選定した取締役のスキルについて、経緯を数千文字の原稿形式で紹介しているそうです。ストーリーとして取締役のスキルを説明するのは分かりやすそうなので、取材記事などが今後増えていかないかなと楽しみです。