日銀が6月25日に発表した2021年1~3月期の資金循環勘定によると、個人金融資産の残高は1946兆円と過去最高水準を更新した。注目されるのはそのアロケーションである。54.3%に相当する1056兆円が現金及び預金だった。米国の場合、現預金比率は13.3%に過ぎず、ユーロ圏でも35.3%に留まる。日本の家計の金融資産における現預金の比率は米欧に比べ非常に高い。 ちなみに、過去20年間、家計の金融資産に占める現預金比率は平均52.9%であり、標準偏差は1.7ポイントと非常に安定した推移をたどってきた。その内訳を見ると、2000年に80.0%を占めていた定期預金のシェアは37.9%へ低下、流...
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