【日経QUICKニュース(NQN) 尾崎也弥】日経平均株価がじわじわ戻りを試している。サウジアラビアで潤沢になったオイルマネーの分散投資の矛先としても一部の日本株に白羽の矢が立っている。長らく出遅れていた日本株の見直しと受け取れるが、過去のショック時を振り返ると、単純に歓迎ばかりできない面もある。
米連邦準備理事会(FRB)はインフレ抑制のために金融引き締めに動いている。一方、日本では金融政策は一貫して緩和スタンスが保たれ、経済活動も新型コロナウイルス禍からようやく正常化に進み始めた。円安・ドル高は輸出企業にとって追い風となり、日経平均は5月前半に付けた2万5000円台から、6月に入って7日...
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