【QUICK Market Eyes 片平 正二】ドル円が136円台に乗せてドル高円安基調が強まる中、野村証券は23日付のリポートで「日米金融政策の乖離が注目されやすく、短期的には円安ドル高圧力が高まると見ていたが、今週の円安ドル高は米日金利差ピークアウトや原油価格低下の中で生じており、やや異例な値動きと言える」との見解を示した。
リポートでは、仮に金利差と通貨の相関が大きく崩れることになれば「単純に短期トレードにおいてドル円の先行きが見通しづらくなることに加え、①円の信認が毀損し始めた可能性が意識されるリスク、②本邦通貨当局の警戒の高まり――という2つの側面でドル円相場の先行き不透明感を高...
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