QUICK Money World(マネーワールド)

個人投資の未来を共創する
QUICKの金融情報プラットフォーム

ホーム 記事・ニュース セブン&アイ・ホールディングス(3382) 内外コンビニ中心に営業利益予想を増額、EBITDAは中計目標を来期前倒し達成へ
この記事は最終更新から1年以上経過しております。

セブン&アイ・ホールディングス(3382) 内外コンビニ中心に営業利益予想を増額、EBITDAは中計目標を来期前倒し達成へ

QUICK企業価値研究所アナリスト 永田和子(2022/10/25)

・中計ROE目標のハードルは尚も高い
 連結営業利益の企業価値研究所予想は業績表の通り。ドル高、ガソリン販売量予想引き上げ、国内既存店売上高回復を主因に内外コンビニ中心に増額した。時系列では、昨年取得したSpeedwayとのシナジー創出にドル高効果も加わる海外コンビニを牽引役に成長が続く見通し。25/2期には海外コンビニ営業利益構成比が56%に高まるため、為替・原油の相場変動や脱ガソリン車の動きによる影響を受けやすくなる。EBITDAは来期1兆円を突破し、中計目標(26/2期1兆円以上)を2年前倒しで達成見込みだが、ROE目標(同10%以上)のハードルは尚も高い。

・海外はシナジー創出に加え、FF強化、コスト構造改革による利益成長余地も
 海外はSpeedwayの品揃え変更などによるシナジー創出に加え、FF強化に向けた協力体制拡大、今期始動したコスト構造改革による利益成長余地も大きい。

・事業構成や資産配分の見直しに引き続き注目
 会社側が進める事業構成や資産配分の見直しに引き続き注目している。海外成長やそごう・西武など重点構造改革分野売却などによる資本回収を成長投資、株主還元充実に充てる具体策について、会社側は「しかるべきタイミング」(売却契約締結後と推測)で示すとコメント。

・リスクファクター ~為替・原油相場の変動リスクなど

・アナリストの投資判断 ~重点構造改革分野の戦略的見直しの公表などが株価上昇の起爆剤に
 来期PER16倍(当研究所予想)と割安感が強い。そごう・西武など重点構造改革分野の戦略的見直し、資産配分見直しの具体策の公表に加え、海外コスト構造改革の進捗が株価上昇の起爆剤として期待される。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
本サイトに掲載の記事・レポートは、QUICK企業価値研究所が提供するアナリストレポートサービスの抜粋記事です。
レポートサービスは証券会社・金融機関様に対し個人投資家向け販売資料としてご提供させて頂いております。
サービスに関するご質問、資料のご請求等は以下フォームよりお問い合わせください。
※ 個人投資家の方は掲載記事(レポート)の詳細を「QUICKリサーチネット」からもご覧頂けます。
   サービスの詳細・ご利用方法はこちらをご覧ください。
※ なお、本サイト掲載記事の内容に関する個別のご質問にはお答えできかねます。ご了承ください。

著者名

永田 和子

シニアアナリスト

小売セクター、ゲーム・アミューズメントセクター担当


【プロフィール】
早稲田大学第一文学部日本史学科卒業。東京証券(現東海東京証券)入社。入社直後から調査部門でアナリスト業務(小売、繊維・紙パルプ、食品、ゲーム)に就く。03年にQBR(現QUICK企業価値研究所)へ。企業調査歴30年。


日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会 小売専門部会、広告・メディア・ゲーム部会、新興市場部会 評価実施アナリスト


銘柄名・銘柄コード・キーワードから探す

株式ランキング

コード/銘柄名 株価/前日比率
1
4,934
+6.19%
2
3,886
-1.24%
3
4107
伊勢化
25,380
+1.72%
4
3,545
+4.11%
5
4,305
+6.08%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
1,358
+28.35%
2
5247
BTM
2,254
+21.57%
3
2,589
+21.43%
4
660
+17.85%
5
537
+17.24%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
189
-22.22%
2
816
-20.15%
3
9399
ビート
2,230
-18.31%
4
8918
ランド
8
-11.11%
5
1,363
-10.91%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
40,530
-2.99%
2
16,460
-0.78%
3
25,845
-0.92%
4
8,219
+0.07%
5
23,265
-2%
対象のクリップが削除または非公開になりました
閉じる
エラーが発生しました。お手数ですが、時間をおいて再度クリックをお願いします。
閉じる