【日経QUICKニュース(NQN)】9日の米株式市場で、米アーク・インベストメント・マネジメントが運用する旗艦の上場投資信託(ETF)「アーク・イノベーション(ARKK)」が大きく下落し、前日比6.5%安の32.57ドルで終えた。一時は32.51ドルと新型コロナウイルス禍の2020年3月につけた安値(33.00ドル)を割り込み、17年8月以来5年3カ月ぶりの安値を更新した。
米連邦準備理事会(FRB)の急ピッチな利上げで米金利が大きく上昇するなか、アークが集中投資するハイテク銘柄は相対的に割高だとの見方が強まり株価が低迷している。9日は米中間選挙の結果を巡り、選挙後の株高期待が後退したことも重荷となった。
9日は組み入れ上位の銘柄では、ビデオ会議システムのズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)が8%あまり急落した。電気自動車(EV)のテスラ(TSLA)は7%安、決済サービスのブロック(旧スクエア、SQ)も8%超下落した。